慎平の危機を救ったのは、フェリーで同乗した女性だった。 彼女は慎平が敬愛する作家・南雲竜之介を名乗り、「網代慎平」を助けに来たという。 さらに彼女は、「影」についての数多の知識を持ち合わせていた。 一方、夏祭りの会場内では「影」による大虐殺が行われていた。 慎平は助けに向かうも、次々と殺される友人たち。 やがて「影」は島中の人々を飲み込んでいき――。