幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、和歌山市『日都ヶ島』へ2年ぶりに帰郷した網代慎平。 葬儀に参列した慎平は、親友の菱形窓から「潮には他殺の可能性がある」と打ち明けられる。 さらには潮の妹・澪までも潮は殺されたと訴える。 日都ヶ島には、自分と同じ姿の「影」を見たものは死ぬという伝承があった。 生前、澪は潮の「影」を見たという――。